T2BOX利用に関するQ&A
Q. T2BOXを利用する上で注意することを教えて下さい。
A. T2BOXはメール添付ファイルを抑制する目的としたシステムです。以下についてご注意下さい。

Q. ダウンロード専用のボックスページは作成できますか?
A. ファイル単位であれば可能です。
通常通りボックスを作成しファイルをアップロードした後、管理者ページからボックスの内容を見ると、ファイル毎に「リンクを表示」というボタンが確認でき、クリックするとファイル名の下にURLが表示されます。このURLのボックスからは該当するファイルのダウンロードのみを行う事が可能です。ボックス管理者がこのURLをメール等で利用者に通知する事で、ファイル単位ですがダウンロードのみを行わせる事が出来ます。

Q. アップロード専用のボックスページは作成できますか?
A. 作成可能です。下記を参考に適切な制限を施して下さい。
ボックス作成時に「削除・上書き」を禁止する事で一度アップロードされたファイルを変更する事が出来なくなります。例えば会議の議題に関する資料を用意し、参加者にコメントをアップロードして貰う様な場合に適しています。会議資料が誤って(意図的に)変更される事も無く、参加者はファイルのアップロードが可能です。この設定ではアップロードされた全てのファイルが閲覧可能である事に注意して下さい。
「削除・上書き」加えて「ダウンロード」も禁止とする事でアップロードされたファイルの閲覧を禁止する事も可能です。管理者ページではファイルの閲覧・変更・削除などが可能ですから、例えばアンケートファイルの収集を行う場合などに適しています。ただし、ファイルの中身は閲覧できなくともファイルの名前は他の利用者からも見られるので、ファイル名に例えば個人情報など利用者間で共有すべきで無い情報が含まれない様に注意して下さい。

Q. 提出物の収集にT2BOXを利用して良いでしょうか?
A.共有者がアップロードされている全てのファイルの閲覧、上書き、削除ができることを理解した上で利用頂くことは問題ありません。利用の際はボックス有効期限より一定期間前に締切を設けるような通知をして下さい。

Q. ボックス作成時、アクセスパスワードを不要に出来ません。
A. 不要にするにはアクセス許可ドメインまたはIPアドレスが必須となります。

Q. ボックス作成時、アクセス許可ドメインまたはIPアドレスの書き方を教えて下さい。またワイルドカードは利用できますか?
A. ドメインの場合、.titech.ac.jp や .gsic.titech.ac.jp などドメインの一部でも可能ですが、アクセスする端末IPアドレスがDNSで逆引き登録されている必要があります。逆引き登録されているか不明な場合はIPアドレスで許可を指定して下さい。
IPアドレスの場合、131.112.0.0/16 や 172.0.0.0/24 などIPとネットマスクを指定下さい。またネットマスクはプレフィックス長で16~32の範囲で指定下さい。IPアドレスのみ入力した場合は /32 が付与されます。
なおワイルドカードは入力可能ですが認識出来ません。前提としてDNSやネットマスク等をご理解できる方が設定し、設定が難しいと感じた方はアクセスパスワードでの制限をお薦めします。

Q. ドメイン名での制限をかけていますが、エラーが出て接続出来ません。
A. IPアドレスでの制限に変更するか、パスワード付きのボックスを作って下さい。
ドメイン名での制限部分は技術的にも難しい部分で逆引きアドレスが設定されていないと上手く動作しません。

Q. T2BOXからURLリンク付きのメールが届きますが、危険では無いでしょうか?
A. ドメイン名が信頼できるか確認してクリックすべきか判断して下さい。
信頼性を判断する一つのポイントはURLリンクのドメイン名を確認する事です。T2BOXは t2box.gsic.titech.ac.jp というドメイン名ですから、titech.ac.jp(東工大のドメイン名)配下にあり本学のWEBサイトである事が分かります。

Q. ボックス作成後に有効期限やパスワード、アクセス許可の変更は出来ますか?
A. 変更出来ません。必要な場合はボックスを新規に作成して下さい。

Q. ボックス管理者ですがアクセスパスワードを忘れてしまいました。
A. 作成時のメールにパスワードが記載されています。メールを削除した場合はリセットや再発行はできませんのでボックスを新規に作成して下さい。

Q. スマートフォン、タブレットでWord、Excelファイルが開けません。
A. スマートフォン、タブレット側の仕様です。PDFファイル等に変換してご利用下さい。

Q. ファイルのサイズ制限はありますか?
A. 1ファイル2GBまでご利用可能ですが、操作中タイムアウトする場合は圧縮、分割等でのご利用をお願いします。

Q. 長期間ファイルを保管したいのですが、計画はありますか?
A. T2BOXの目的は添付ファイルを抑制するという事であり、その様な計画はありません。
多様なメール攻撃が常時発生しており多くの危険性が存在します。添付ファイルを抑制してリスクを低減することがT2BOXの目的です。長期間ファイルを保管する事が目的ではありませんので、セキュリティの観点からも期限が来たら全てのファイルは削除されます。

Q. 障害時の保守体制はどうなっていますか。
A. 保守契約を結んだ業者が運用しているシステムでなければ強固なデータ保護機構を備えているわけでもありません。メール添付の代用としてご利用下さい。なお障害時に備えT2BOXには並行運用(非同期)のシステムがあり、https://t2box2.gsic.titech.ac.jpから利用可能です。

Q. バグの連絡や機能追加の要望などの連絡先は何処ですか?
A. t2box@cert.titech.ac.jp までご連絡下さい。
2016年末に全学からのフィードバックを考慮し、システムのアップデートを実施する予定です。T2BOXはユーザ管理機構を持たない出来るだけシンプルなシステムとして設計されているので、機能追加は出来るだけ抑え、安全性や使い勝手を優先してアップデートを実施する予定です。

その他
現在 MS Edge 42 以降にて動作不良が発生する場合があることを確認しております。動作不良になった場合は、IEのインターネットオプションより、詳細設定からIEの設定のクリアを選択していただくと解決するケースが報告されております。